痛風・高尿酸値[商品]
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痛風・高尿酸値の治療
痛風や高尿酸血症(尿酸値が高い状態)の治療方法は、薬物療法と生活習慣の改善です。
尿酸値が高い状態が長く続くと、足の甲や親指の付け根などに腫れや強い痛みを伴う急性の炎症(痛風発作)があらわれるリスクが高くなります。
痛風発作の痛みや腫れは、鎮痛薬を使用することで和らぎますが、発作を繰り返し起こさないためには、薬物療法や生活習慣の改善によって尿酸値を下げることが必要です。
なお、薬物療法で使用される医薬品は、大きく以下の3つに分類されます。
・尿酸値を下げる医薬品
・痛風発作の痛みを和らげる医薬品
・痛風発作を予防する医薬品
それぞれの医薬品について詳しく見ていきましょう。
尿酸値を下げる薬
尿酸値を下げる医薬品には、尿酸の生成を抑える尿酸産生抑制薬と、尿酸の排泄を促進する尿酸排泄促進薬があります。
それぞれの代表的な医薬品は以下の通りです。
【尿酸産生抑制薬】
・アロプリノール
・フェブキソスタット
・トピロキソスタット
【尿酸排泄促進薬】
・ベンズブロマロン
・プロベネシド
・ドチヌラド
アロプリノールやフェブキソスタットは、尿酸を生成する酵素を抑制することで、体内での尿酸の産生を減少させ、血液中の尿酸値を下げます。
そして、ベンズブロマロンやプロベネシドは、腎臓での尿酸の排泄を促進し、血液中の尿酸濃度を低下させます。
なお、当サイトでは取り扱っている商品は、以下の尿酸産生抑制薬です。
商品名 | ザイロリック |
---|---|
商品画像 | |
特徴 | プリン体を尿酸に変える酵素の働きを抑制することで尿酸値を改善させる |
成分 | アロプリノール |
価格 | 100錠/3,150円~ |
口コミ | ザイロリックの口コミを見る |
商品詳細 | 通販する |
痛風発作を和らげる薬
痛風発作時に痛みを和らげる医薬品は、以下の通りです。
・NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)
・コルヒチン
・経口グルココルチコイド(ステロイド)など
NSAIDにはインドメタシンやジクロフェナクナトリウムなどがあり、体内で痛みを引き起こす要因となる酵素の働きを阻害することで、患部の炎症や痛みを抑えます。
また、コルヒチンは、白血球が関節内の尿酸を攻撃することを抑制することで痛みを抑えるため、初期の発作や発作の前兆時に服用することが効果的です。
そして、経口グルココルチコイドなどのステロイドの内服薬は、抗炎症ホルモンを直接服用することで、患部の腫れを抑えます。
なお、当サイトでは、NSAIDにあたる以下の医薬品を取り扱っています。
商品名 | ロキソニン | ボルタレン | インドカップ |
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商品画像 | |||
特徴 | 安全性が高く効き目も良い | 鎮痛作用が高く、長時間持続する | 関節リウマチ、痛風発作、腰痛など様々な症状の腫れや痛みを緩和する |
成分 | ロキソプロフェンナトリウム水和物 | ジクロフェナクナトリウム | インドメタシン |
価格 | 100錠/9,000円~ | 50錠/4,050円~ | 100錠/3,150円~ |
口コミ | ロキソニンの口コミを見る | ボルタレンの口コミを見る | インドカップの口コミを見る |
商品詳細 | 通販する | 通販する | 通販する |
痛風発作時に服用してはいけない鎮痛薬
痛風発作時に服用してはいけない鎮痛薬として、アスピリンが挙げられます。
アスピリンは解熱鎮痛薬のひとつで、解熱や痛みを抑える作用がありますが、血液中の尿酸値に影響を与えることがあります。
尿酸値が変動すると、痛風発作の症状が悪化しやすく、発作が長引いたり頻度が増加する可能性があるのです。
そのため、痛風発作時にはアスピリンが配合されている医薬品の使用を避ける必要があります。
痛風・高尿酸値の原因
痛風の原因は、血液中の尿酸濃度が高い状態が続くことです。
なお、尿酸値が高い状態になる要因は、以下のような生活習慣や条件です。
- アルコールの過剰摂取
- プリン体の過剰摂取
- 肥満
- 激しい運動
- ストレス
- 降圧利尿薬などの医薬品
ビールなどのアルコール飲料は腎臓の機能に影響を与え、尿酸の排泄を抑制するため、血液中の尿酸濃度が高くなります。
また、肉類や魚介類などのプリン体を多く含む食品は、体内で尿酸に変わり、尿酸値が上昇します。
さらに、体重増加や過度の運動、ストレス、降圧剤や利尿薬の服用も尿酸値を高める要因です。
これらの要因が体内から尿酸の排出を妨げることで、尿酸が関節に結晶として沈着し、痛風が発症しやすくなるのです。
痛風・高尿酸値の症状
高尿酸血症では、症状が現れないことがほとんどです。
しかし、尿酸値が高い状態が長期間続くと、痛風を発症する可能性があります。
痛風を発症すると、足の指や手、肘、肩など全身の関節に強い痛みや腫れがあらわれます。
痛風発作は突然起こることが多く、とくに夜間や早朝に痛みが強くなり、関節が赤く腫れ、動かすことが困難になる点が特徴です。
また、痛風が進行すると、耳に痛風結節が生じる可能性もあります。
さらに、高尿酸血症の状態が続くと尿路結石が形成されることがあり、痛みや不快感を引き起こす場合があります。
痛風発作が起こったときの対処法
痛風発作が起こった際は、氷などで冷やすことで腫れや痛みの軽減が期待できます。
また、痛む部分を心臓より高い位置に置くことで、血流が減少し、腫れを抑えることが可能です。
さらに、十分な水分を摂取すると尿酸の排泄が促進されるため、発作の重症化を防げます。
なお、痛む部分を揉んだり温めたりすることは逆効果で、症状を悪化させることがあります。
とくに、温めると血流が増加し、腫れや痛みが悪化する可能性があるため注意してください。
また、無理に歩き回ったり関節を動かしたりすることは、痛みや腫れを悪化させる可能性があるため、発作が治まるまでは安静にすることが重要です。
痛風・高尿酸値の予防
痛風や高尿酸血症の予防には、以下のような生活習慣の改善が必要です。
・食事の見直し
・飲酒の制限
・水分を積極的に取る
・適度な運動
痛風や高尿酸血症の発症には、食事や運動不足などの生活習慣が大きく関係しています。
そのため、食事ではプリン体を多く含む食品を控え、低脂肪の食品や野菜を積極的に摂るなど、バランスの良い食事を心がけましょう。
ビールなどのアルコール飲料は尿酸の生成を増やすため、過度な飲酒は控えてください。
また、十分な水分摂取は尿酸の排泄を促進し、尿路結石の予防にもなるため、1日2リットル以上を目安に水分を取りましょう。
運動は体重管理に効果的であるため、ウォーキングやストレッチなど、適度な運動を習慣化することも重要です。
食事の見直し
痛風や尿酸値が高い方は、肥満を併発していることが多い傾向があります。
肥満は尿酸値をさらに悪化させる要因となるため、適正なカロリーを守り、肥満を解消することが非常に重要です。
また、プリン体は尿酸のもととなる物質で、過剰に摂取すると尿酸値が上昇し、痛風発作を引き起こすリスクが高まります。
とくにイクラやタラコなどの魚卵、レバー、干物などのプリン体を多く含む食品は、少量の摂取に抑えることが推奨されます。
尿酸値をコントロールするためには、野菜や海藻、牛乳など、アルカリ性の食べ物を積極的に取り入れることが効果的です。
プリン体が多い食品と少ない食品
以下は、プリン体を多く含む食品と、少ない食品の一覧表です。
多い食品 | 少ない食品 |
---|---|
・鶏レバー ・干物(マイワシ、マアジ、サンマ) ・白子(イサキ、ふぐ、たら) ・あんこう(肝酒蒸し) ・太刀魚 ・健康食品(DNA/RNA、ビール酵母、クロレラ、スピルリナ、ローヤルゼリー) ・豚レバー ・牛レバー ・カツオ ・マイワシ ・大正エビ ・オキアミなど |
・豚ロース ・豚バラ ・牛タン ・羊肉 ・加工肉類 ・野菜全般 ・米 ・卵(鶏、うずら) ・乳製品 ・豆類 ・きのこ類 ・豆腐など |
カロリーとプリン体の量は比例していないため、食品のカロリーが低いからといって必ずしもプリン体が少ないわけではありません。
たとえば、カロリーが低い魚介類や一部の内臓肉には、プリン体が多く含まれている場合があります。
一方で、豚バラや加工肉類といったカロリーが高い食品でも、プリン体が少ないこともあります。
そのため、痛風や高尿酸血症の予防をおこなう際には、単にカロリーを気にするのではなく、プリン体の含有量を意識し、控えた方が良い食べ物を把握することが重要です。
飲酒の制限
アルコールには尿酸値を上げる作用があるため、飲み過ぎに注意が必要です。
アルコールの摂取量が多いと、尿酸の生成が増え、排泄が減少する場合があります。
すると、血液中の尿酸濃度が高くなり、尿酸が関節に結晶化しやすくなるため、痛風のリスクが高まるのです。
尿酸値を上げない1日の飲酒量の目安は、以下の通りです。
- ビール:350~500ml
- 日本酒:1合
- ウィスキー:60ml
- ワイン:148ml
出典:日本痛風・核酸代謝学会-高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版
これらの飲酒量を参考にして、飲酒は適度な量に留めましょう。
水分を積極的に取る
1日2リットルを目安に水分を摂取することで、尿量が増加し、体内の尿酸がより効率的に排出されます。
これにより、尿酸値がコントロールされ、痛風の発作を予防する効果が期待できるのです。
また、コーヒーには多くの抗酸化物質が含まれており、これが体内の炎症を軽減して痛風のリスクを軽減すると報告されています。
さらに、低脂肪の乳製品はプリン体の含有量が少なく、尿酸値の上昇を抑える効果が期待できます。
ただし、慢性腎臓病を合併している場合は、腎臓の機能に影響を与える可能性があるため、医師の指示に従って水分量や食事を調整してください。
適度な運動
ウォーキングやジョギングなどの軽い有酸素運動は、長期間にわたって継続することで肥満を解消し、尿酸値を下げる効果が期待できます。
肥満は尿酸値を上昇させる要因であるため、体重を減らすことで尿酸の生成を抑え、排泄を促進することが可能です。
ただし、急激な運動や過度の運動は逆に体に負担をかけることがあるため、適度な運動を継続することが大切です。
よくある質問
痛風や高尿酸値についてのよくある質問にお答えしていきます。
痛風は何科を受診する?
痛風で受診する診療科は、内科や整形外科です。
内科では、痛風の診断とともに尿酸値の管理や、薬物治療をおこないます。
そして、整形外科では、痛風発作によって関節に生じた痛みや炎症の治療をおこないます。
痛風は適切な治療を受けないと慢性化することから、長期的な管理が必要です。
そのため、通いやすい医療機関を選び通院の負担をなるべく軽減することが推奨されます。
痛風と偽痛風の違いは?
痛風と偽痛風の違いは、以下の通りです。
痛風 | 偽痛風 | |
---|---|---|
原因 | 尿酸の結晶が関節に沈着すること | ピロリン酸カルシウムの結晶が関節に沈着すること |
痛みが あらわれやすい部位 |
・足の親指の付け根 ・足関節 ・足の甲 ・アキレス腱のつけ根 ・膝関節 ・手関節 |
・膝関節 ・足関節 ・股関節 ・手関節 ・肘関節 ・肩関節 |
発症しやすい 年齢と性別 |
30代~50代の男性 | ・70歳程度の高齢者 ・女性にやや多い |
そのほか の特徴 |
・患部が赤く腫れることがある ・生活習慣病と合併することがある |
・高尿酸血症がない ・局所的な熱感がある ・発熱や倦怠感があらわれることもある |
治療法 | 発作が起こった場合は、鎮痛薬で痛みを抑えて痛みが落ち着いたら尿酸を下げる医薬品を服用する | 痛みに対しては鎮痛薬を服用し、関節が腫れて関節液が溜まった場合は関節液を抜いてステロイド剤を使用する |
痛風は尿酸の結晶が関節に沈着することが原因で発症するのに対して、偽痛風はピロリン酸カルシウムの結晶が関節に沈着することが原因で発症します。
痛風と偽痛風は関節の腫れや痛みといった症状が共通していますが、それぞれ異なる原因があるため、適切な診断と治療を受けることが大切です。
痛風は一生治らない?
痛風は、完治しないといわれています。
痛風は尿酸の蓄積によって発症するため、発作が治まっても尿酸値が高い状態が続くことで痛みが再発する可能性があります。
これは、体内に残った尿酸が関節に結晶として沈着すると、再度炎症を引き起こすためです。
痛風を完全に治すことは難しいですが、適切な治療と生活習慣の改善によって尿酸値と発作をコントロールすることは可能です。
痛風に前触れはある?
痛風発作が起こる前に、関節のムズムズ感やピリピリ感、しびれ、ほてり、かゆみなどの違和感が生じることがあります。
これらの前触れ症状が現れた場合、冷やす、安静にする、適切な水分摂取を心がけるなどの対策を取りましょう。
早めに対策することで、痛風発作が重症化するリスクを減らせます。
高尿酸値を放置するとどうなる?
尿酸値が高い状態を放置すると、痛風のほか、尿路結石や腎障害を引き起こす可能性があります。
また、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病も合併しやすいです。
これらの疾患によって、動脈硬化が進行しやすくなります。
動脈硬化によって血管が硬くなり、血流が悪化すると脳卒中や心疾患などの重大な心血管疾患のリスクが増加します。
そのため、尿酸値が高い状態は放置せずに、適切な治療をおこなうことが重要です。