こんにちは、ゲスト
上へ戻る

更新日:

ニキビを治す洗顔方法と洗顔料の選び方

ニキビを治す洗顔方法と洗顔料の選び方

ニキビの治療や予防において最も大切なケアは、毎日の正しい洗顔です。

ニキビの主な原因は毛穴詰まりなので、正しい洗顔で余分な皮脂や角質をしっかりと落とす必要があるためです。

また、洗顔方法や使用する洗顔料は、ニキビのタイプや肌質によって変わってきます。

この記事では、ニキビを治すための正しい洗顔方法やおすすめの洗顔料、洗顔料を選ぶ時のポイントなどについて解説していきます。

ニキビを治す正しい洗顔方法

ニキビ肌向けの洗顔方法は以下の通りです。

正しい洗顔方法

◎洗顔は洗顔料を使用して、朝晩の2回おこなう。

1.洗顔料をつける前に、34〜38℃くらいのぬるま湯で予洗いをする。

2.手や洗顔ネットで濃密な泡を作る。お湯を少しずつ足しながら、ホイップクリームを作るように空気を含ませて泡立てる。逆さにしても落ちないくらいの弾力ができるまで作る。

3.泡で顔を包み込むようにして洗う。手が肌に触れないよう、泡をクッションにして滑らせる。長い時間をかけるのではなく、20~30秒程度で終わらせることがポイント。

4.再び34~38℃くらいのぬるま湯で、洗顔料が残らないようにしっかりすすぐ。シャワーを直接あてたりせず、手でお湯をかけてすすぐ。

5.肌をこすらないよう、清潔なタオルを肌に押し当てて水分を吸収する。その後は化粧水と乳液でしっかり保湿する。

ニキビ肌における洗顔で1番注意したいのは、ゴシゴシと擦って汚れを落とすのではなく、肌に負担をかけないよう優しく丁寧に落とすことです。

すでにニキビができている場合、肌を強く擦ることでニキビが刺激され、さらに悪化する可能性が高くなってしまうのです。

また、ニキビを治す洗顔のコツは、ニキビの種類や肌タイプによって変わってきます。
そこで次の項目からは、ニキビの種類や肌タイプに分けて、具体的な洗顔方法や洗顔料の選び方などを解説しています。
以下から自分のニキビや肌タイプに合う方法を選んでください。

▶中学生・高校生の思春期ニキビの洗顔
▶大人ニキビの洗顔
▶メンズニキビの洗顔
▶脂性肌の洗顔
▶乾燥肌の洗顔
▶敏感肌の洗顔

中学生・高校生の思春期ニキビの洗顔

中学生・高校生の思春期ニキビの洗顔,皮脂や角質、ほこりを十分に落とす

思春期ニキビを治す洗顔のコツは、皮脂をしっかり落とすことです。

思春期ニキビの主な原因は、皮脂の過剰分泌です。

このため、朝晩必ず、洗顔料を使用して皮脂や角質、ちりやほこりを十分に落とすことが大切になります。

特に、13歳から18歳頃の第二成長期には、ホルモンの影響で皮脂の分泌量が急激に増加し、角質と混ざり合って毛穴が詰まりやすくなります。
そのため、洗顔料は脂性肌向けの商品を選ぶことがおすすめです。

また、ニキビができている場合、アクネ菌を殺菌する成分が配合されている洗顔料を選ぶことで、洗顔と同時にニキビの炎症を抑えることができます。

このように、思春期ニキビの予防・改善には、皮脂をしっかり落とす洗顔方法が効果的となっています。

思春期ニキビは刺激しないことが大切

思春期ニキビを早く治すためには、ニキビを刺激しないことが大切です。

ニキビが気になると、つい患部に触ったり、潰したりしてしまうこともあるかもしれません。
しかしその結果、炎症が悪化したり、最悪の場合ニキビ跡が残る可能性があるのです。

また、ニキビを隠すためのコンシーラーも、患部への刺激となり、炎症を悪化させる原因になります。
さらに、コンシーラーは油分が多いため、ニキビの原因菌が増えやすくなるリスクもあります。

ニキビが気になる場合は、ニキビパッチを使用して隠すことがおすすめです。
ニキビパッチは患部を守る作用もあるので、刺激のリスクも少なくなります。

このように、思春期ニキビは刺激しないことを意識して早く治しましょう。

大人ニキビの洗顔

大人ニキビの洗顔,ターンオーバーを整える,肌のバリア機能を守る

大人ニキビを治す洗顔のコツは、ターンオーバーを整えること、そしてバリア機能を守ることです。

大人ニキビの主な原因は、ターンオーバーの乱れによって古い角質が蓄積し、毛穴が詰まることであるためです。

ターンオーバーとは、肌が一定の周期をかけて新しい細胞に生まれ変わることを指します。
この周期が乱れると、肌のバリア機能が低下し、肌が荒れやすくなるのです。

ターンオーバーの乱れは、顔の汚れや皮脂が落としきれていないことが原因でも起こります。
そのため、洗顔する時は多めの泡で顔全体をしっかりと洗いましょう。

またこれにあわせて、アラントインなどの肌荒れ防止成分が配合された洗顔料を使用することで、バリア機能を守ることができニキビの予防につながります。

このように大人ニキビでは、ターンオーバーを整えながら肌のバリア機能を守るケアが効果的となっています。

大人ニキビはクレンジングが大切

大人ニキビを早く治すためには、洗顔前のクレンジングも大切です。

毛穴に溜まったメイクや頑固な皮脂は、洗顔だけで落としきることが難しいためです。

そのため、事前にクレンジングで毛穴詰まりを溶かし出しておき、その後濃密な泡洗顔で汚れや皮脂を十分に洗い流しましょう。

また、皮脂量が多い人や濃いメイクをしている日などは、洗顔後にふき取り化粧水を使用することもおすすめです。

ふき取り化粧水を使用することで、取り切れなかった頑固な皮脂やメイク残しをしっかり落とすことができます。

このように、大人ニキビの治療・予防には、洗顔前のクレンジングをおこなうことが効果的となっています。

メンズニキビの洗顔

メンズニキビの洗顔,余分な皮脂を落とす,保湿を丁寧におこなう

メンズニキビを治す洗顔のコツは、余分な皮脂をしっかり落とすことと、保湿を丁寧におこなうことです。

男性の肌は皮脂分泌が多い一方、水分量が少ないため、肌にテカリがあっても内部は乾燥しているという状態であることが多いのです。

水分が不足した肌は、内部の乾燥を補おうとしてさらに皮脂の過剰分泌を進めるので、どんどんニキビができやすくなります。

このため、洗顔料は皮脂を落とす作用と保湿作用の両方が備わったものを選ぶことが大切です。

また、繰り返しできるニキビに悩んでいる場合は、殺菌作用が配合されているかどうかも確認しましょう。

洗顔後は、必ず化粧水と乳液でしっかりと保湿をし、水分を逃さないようにしてください。

このように、メンズニキビの場合は、余分な皮脂をしっかりと落とすことと保湿を丁寧におこなうことが大切になります。

メンズニキビは保湿重視のスキンケアが大切

メンズニキビを早く治すには、保湿重視のスキンケアが大切です。

男性の場合、皮脂が多いという理由から、さっぱりとした商品を選ぶ人が多くなっています。
しかし実際は、ニキビに悩んでいる時こそ保湿力のあるスキンケア商品を選ぶべきです。

肌は、水分が不足すると、乾燥を防ぐために皮脂などの油分を過剰に分泌してしまいます。
そのため、皮脂の過剰分泌は、肌の内部の水分不足が原因とも考えられるのです。

洗顔料やスキンケアは、さっぱりとした商品ではなく、「潤い成分配合」と表記のある商品を選ぶなどして、乾燥を改善してみましょう。

このように、男性でニキビに悩んでいる場合は、保湿を重視したスキンケアをおこなうことが早く治すことにつながります。

脂性肌ニキビの洗顔

脂性肌ニキビの洗顔,余分な皮脂だけを落とす,洗顔後は保湿する

脂性肌のニキビを治す洗顔のコツは、メンズニキビと同じく、余分な皮脂を落としきることと、保湿をしっかりおこなうことです。

脂性肌の人は、皮脂の過剰分泌によってニキビが発生していることが多いです。
しかし、洗顔時に必要な皮脂まで落としてしまうと、肌が乾燥してしまい、逆に皮脂の分泌が増える可能性があります。

このため、脂性肌ニキビは、水分と油分のバランスを保ちながら、余分な皮脂だけを落とす洗顔料がおすすめです。

また、熱いお湯は肌の乾燥を招くため、洗顔をする時は36〜38℃のぬるま湯でおこなってください。

洗顔後は、皮脂量が多いからと化粧水のみで済ませるのではなく、乳液などを使用してしっかりと油分でふたをし、乾燥を防ぎましょう。

このように脂性肌のニキビは、余分な皮脂を落としつつ保湿をしっかりおこなうことが大切です。

脂性肌ニキビはクレンジングの種類が大切

脂性肌ニキビの場合、余分な皮脂を落とすために洗顔前のクレンジングが大切になるのですが、オイルタイプのクレンジングはなるべく避けてください。

オイルクレンジングは、数多くのクレンジングの中でトップクラスの洗浄力を持つタイプです。
必要な皮脂まで落とすリスクがあり、肌の乾燥を招いてニキビを悪化させる可能性が高いのです。

そのためクレンジングは、洗浄力と保湿効果に優れたクリームタイプを選ぶことがおすすめとなります。

このように脂性肌ニキビの場合、乾燥を招くオイルタイプのクレンジングは避けるよう心がけましょう。

乾燥肌ニキビの洗顔

乾燥肌ニキビの洗顔,肌の水分を守る,高保湿成分の洗顔料を使う

乾燥肌のニキビを治す洗顔のコツは、肌の水分を守ることです。

肌の乾燥は、ターンオーバーの乱れや古い角質の蓄積を引き起こし、ニキビの大きな原因である毛穴詰まりにつながります。
皮脂量が多くなくても、ニキビができやすい環境をつくってしまうのです。

そのため洗顔料は、洗浄力が強すぎず、かつ高保湿成分が配合されたものがおすすめです。

高保湿成分が配合されていることにより、洗顔で汚れを落としながら肌に必要な水分を与えられるので、乾燥を防ぐことができるのです。

このように乾燥肌ニキビは、肌の水分を守る洗顔方法が効果的となります。

乾燥肌ニキビは保湿を徹底するスキンケアが大切

乾燥肌ニキビを早く治すためには、洗顔後のスキンケアでも保湿を徹底することが大切です。

洗顔料で水分を与えたとしても、その後のスキンケアの保湿力が弱ければすぐに乾燥してしまいます。

そのため、洗顔後のスキンケアでは、高保湿タイプの商品を選ぶようにしましょう。
乳液だと乾燥してしまうという人は、より保湿力の高いクリームに変えることもおすすめです。

このように乾燥肌ニキビは、高保湿なスキンケア商品を使用して保湿を徹底し、洗顔後も肌の水分を守りましょう。

敏感肌ニキビの洗顔

敏感肌ニキビの洗顔,肌を刺激しない,洗顔料の成分にも注意する

敏感肌ニキビを治す洗顔のコツは、肌を刺激しないことと、保湿をしっかりおこなうことです。

洗顔料は、肌への刺激になりやすい香料、着色料、パラベン、アルコールなどが含まれていない商品を選ぶことがおすすめです。

また、敏感肌は肌のバリア機能が低下しているため、肌が乾燥しやすい状態になっています。
そのため、保湿成分が配合されているかもしっかりと確認しておきましょう。

ニキビができやすい方は、あわせて殺菌作用や抗菌作用もある洗顔料を選ぶとより効果的です。

このように敏感肌ニキビの洗顔は、肌を刺激せず、かつ保湿をしっかりおこなう洗顔方法が効果的となっています。

敏感肌ニキビはUVケアが大切

敏感肌ニキビを早く治すためには、スキンケアだけでなく、日々のUVケアも徹底することが大切です。

紫外線は肌のバリア機能を低下させるため、UVケアをしないとニキビがさらに悪化する可能性があるためです。
紫外線は、秋や冬、曇りの日でも1年中降り注いでいるため、窓のある室内でも十分に気を付ける必要があります。

日焼け止めを選ぶ時には、肌への刺激になりやすい紫外線吸収剤が含まれていないものや、洗顔料や石鹸で楽に落とせるタイプのものを選びましょう。

このように敏感肌ニキビは、スキンケアに加えてUVケアも徹底することで早く治すことができます。

ニキビにおすすめの洗顔料の選び方

ニキビにおすすめの洗顔料の選び方

ニキビ肌におすすめの洗顔料の特徴は以下の4つです。

▶抗菌・殺菌成分が配合されている
▶高保湿成分が配合されている
▶肌への刺激が少ない
▶ニキビ用の石鹸洗顔料

次からの項目で、より詳しく解説していきます。
日々の洗顔でニキビ肌を早く改善できるよう、ぜひ参考にしてください。

有効成分で選ぶ

抗菌・殺菌成分が配合された洗顔料を使用することで、ニキビの原因であるアクネ菌の増殖を抑制し、死滅させることができます。

アクネ菌を殺菌できる代表的な成分に、イソプロピルメチルフェノールが挙げられます。

イソプロピルメチルフェノールは広範囲の細菌やカビなどに作用しますが、低刺激で安全性が高い成分です。
さらに、身体に使用することで、背中ニキビの原因であるマラセチア菌を殺菌できる作用もあります。

繰り返すニキビやケアしにくい背中ニキビに悩んでいる人は、ぜひイソプロピルメチルフェノール配合の洗顔料を試してみてください。

高保湿成分で選ぶ

高保湿成分が配合されている洗顔料を使用することで、ニキビの原因のひとつである乾燥を防ぐことができます。

高保湿成分として代表的なものは以下の通りです。

・低分子コラーゲン(コラーゲンペプチド)
・ヒアルロン酸
・セラミド
・スクワラン

これらの成分が配合された洗顔料は、肌の内部が乾燥しやすい男性や、乾燥肌・敏感肌の方にはとくにおすすめです。
水分と皮脂量のバランスを取りながら不要な汚れだけを落とすことができるため、健康的な肌質を作っていくことができるのです。

このように、高保湿成分が配合された洗顔料を使用することで、乾燥を防ぎ、ニキビの悪化を抑えることができます。

肌への刺激で選ぶ

肌への刺激が少ない洗顔料を使用することも、ニキビの悪化を抑えるポイントになります。

肌の刺激となる成分としては、アルコールや界面活性剤などが挙げられます。
これらが配合された洗顔料を使用すると、肌にとって必要な水分や油分が奪われ、乾燥やバリア機能の低下を引き起こす可能性があるのです。

バリア機能が低下することで、肌は外部からの刺激に対して敏感になり、ニキビの炎症が悪化しやすくなります。
また、もともと敏感肌の場合は、これらの成分がひどい肌荒れの原因となる可能性もあります。

洗顔料を選ぶ時は、成分表示をしっかりと確認し、刺激を与える成分が配合されていないかを確認しましょう。

このように、ニキビを悪化させないためにも、積極的に肌への刺激が少ない洗顔料を選びましょう。

ニキビ用の石鹸洗顔料を選ぶ

ニキビ肌の洗顔には、石鹸タイプの洗顔料を使用することがおすすめです。

ニキビ肌への洗顔では、洗顔料の泡立ちが大切になります。

摩擦は肌にダメージを与えやすく、とくにニキビ肌には大きな刺激となるため、濃密な泡を使用して手が肌に触れないように洗顔をおこなう必要があるのです。

石鹸タイプの洗顔料は、泡立ちやすく、濃密な泡を作りやすいという特徴があります。
一方で、ポンプタイプの洗顔料は泡がヘタりやすく、ペースト状の洗顔フォームには、泡立ちを良くするために界面活性剤が配合されていることがあります。

このような理由から、ニキビ肌の洗顔には石鹸タイプの洗顔料がおすすめです。

ニキビ肌の間違った洗顔方法

ニキビ肌の時に注意すべき間違った洗顔方法は以下の通りです。

・1日に何度も洗顔をおこなう
頻繁な洗顔は肌のバリア機能を低下させ、乾燥や刺激を引き起こす可能性があります。

・朝は洗顔料を使用しない
夜間に分泌された皮脂や汗、細菌をしっかりと洗い流すために、朝も洗顔料を使用することが大切です。

・洗顔前に手を洗わない
手を洗わずに洗顔を始めると、手に付着していた細菌や汚れなどを顔に塗り広げてしまうことになります。

・洗い流してしまうからといって、適当に洗顔料を選ぶ
洗顔料の成分は肌に直接影響を与えるため、肌質に合った商品を選ぶことが大切です。

・熱湯や冷水で洗う
熱湯は肌を乾燥させ、冷水は毛穴を締めるため、どちらも肌に負担をかけてしまいます。

・シャワーを直接顔に当てる
シャワーの水圧は肌に刺激を与え、バリア機能を低下させる可能性があります。

・生え際やフェイスラインのすすぎ残しをチェックしていない
洗顔料のすすぎ残しはニキビや肌荒れの原因になります。
とくに生え際やフェイスラインはすすぎ残しが多いので、注意が必要です。

・洗顔ネットを交換しない
洗顔ネットには細菌が繁殖しやすいため、定期的に交換しないとニキビや肌荒れを引き起こすことがあります。

・洗顔料を泡立てないまま使用する
しっかり泡立ててから使用することで、肌への刺激や摩擦を軽減できます。

・タオルでごしごし拭く
肌への刺激とならないように、柔らかいタオルで優しく押さえるようにして水分を取りましょう。

このような間違った方法は無意識におこなってしまう場合も多いので、ニキビができている時は注意しながら洗顔をおこないましょう。

ニキビ跡は洗顔で改善できない

洗顔だけではニキビ跡を完全に治すことは難しいですが、スキンケアと組み合わせることで薄くすることは可能です。

ニキビ跡を治したい場合は、ニキビ肌の洗顔方法と同じく、水分と油分のバランスやターンオーバーを整える洗顔をおこないましょう。

ただし、ニキビ跡は、肌のターンオーバーによって少しずつ薄くなることが多いですが、ダメージが大きいと長期間残ってしまう場合があります。

そのため、洗顔後のスキンケアに、ターンオーバーを促進させる医薬品を取り入れることがおすすめです。
化粧水や乳液と一緒に継続して使用することで、赤みが残っているニキビ跡や、茶色く色素沈着したニキビ跡などであればかなり薄くなってきます。

このようにニキビ跡は、正しい洗顔と洗顔後のスキンケアによって改善していくことができます。

本気でニキビを治したいなら医薬品

本気でニキビを治したいなら医薬品

ここまで、ニキビに効果的な洗顔方法や洗顔料について解説しました。

しかし、ニキビを完治させるには医薬品を使用することも大切です。

洗顔はあくまでもニキビの基本的なケアであるため、洗顔だけでニキビを完治させるのは難しく、かなりの時間がかかるのです。
また治りが遅いと、その間に新しいニキビができてしまったり、跡になってしまうリスクもあります。

そこで、ニキビがひどく跡が残っていたり、繰り返すニキビで悩んでいる場合は、正しい洗顔と合わせてイソトレチノインを使用することがおすすめです。

イソトレチノインは、FDA(米国食品医薬品局)で承認されている内服薬です。

繰り返すニキビや重度のニキビの治療に効果的とされ、世界各国で使用されています。

皮脂の過剰分泌を抑える作用によって身体の内部からニキビを改善する効果があり、ニキビ治療の最後の切り札とされているのです。

イソトレチノインはニキビの原因を根本から改善するため、完治だけでなくニキビができにくい肌質を目指すことができます。

また、内服薬なのでスキンケアやメイクの邪魔になりません。

このように、ニキビを根本から完治させるには、正しい洗顔とあわせてイソトレチノインなどの医薬品を使用して治療していくことが大切です。

まとめ

ニキビ肌に効果的な洗顔について、この記事で解説したことをまとめました。

毎日の洗顔でニキビを治療・予防するために、以下のポイントを参考にしてください。

  • ニキビを改善・予防するためには洗顔が1番大切。
  • 思春期ニキビに効く洗顔のコツは皮脂をしっかり落とすこと。
  • 大人ニキビに効く洗顔のコツは、ターンオーバーを整えながらバリア機能をサポートすること。
  • メンズニキビ、脂性肌ニキビに効く洗顔のコツは、余分な皮脂は落としきり、保湿もしっかりおこなうこと。
  • 乾燥肌のニキビに効く洗顔のコツは、肌の水分を守ること。
  • 敏感肌ニキビに効く洗顔のコツは、肌を刺激しないこと保湿をしっかりおこなうこと。
  • ニキビに効く洗顔料の特徴は以下の4つ。
    抗菌・殺菌成分が配合されている
    高保湿成分が配合されている
    肌への刺激が少ない
    ニキビ用の石鹸洗顔料
  • ニキビ肌向けの正しい洗顔方法は、弾力のある泡で擦らずに洗い、34~38℃くらいのぬるま湯を使用してすすぎ残しがないように流すこと。この方法を朝晩の2回おこなう。
  • ニキビ跡を治すには、正しい洗顔と合わせてスキンケアも大切。
  • 治りにくいニキビやひどいニキビを完治させたい場合は、洗顔とあわせてイソトレチノインなどの医薬品を使用することが大切。

ニキビを改善し予防するためには、正しい洗顔を毎日おこなうことが1番大切です。

また、ニキビ肌にはいくつかのパターンがあるので、自分に合う洗顔方法を見つけることが早く治すカギとなります。

頑固なニキビに悩んでいる場合は医薬品も併用するなどして、毎日のケアで健康的な肌を作りましょう。

Q&A

Q&A

ニキビ肌に効果的な洗顔に関連してよくある質問にお答えします。

Q.ニキビに効く洗顔料はドラッグストアで購入できますか?

A.  ドラッグストアには人気のニキビ用洗顔料が多く販売されていますが、自分に合う商品を事前にしっかり調べておく必要があります。

たくさんの商品の中には、泡立ちを良くするために肌を刺激する成分が含まれていたり、洗浄力が高く乾燥の原因になったりするものもあるためです。

一方で、肌に優しい成分でできていても、ニキビの原因菌を殺菌する作用がなかったり、作用が弱すぎる場合もあります。

ドラッグストアは手軽に商品を購入できますが、自分に合う商品かどうかをしっかり見極めることが大切です。

Q.洗顔ブラシは使わない方がいい?

A.  ニキビや肌荒れなどの肌トラブルがある場合、洗顔ブラシの使用は避けましょう。

通常の健康的な肌であれば問題ありませんが、肌荒れが起こっている時は、わずかな刺激でも炎症を悪化させる可能性があるためです。

肌トラブルがある場合は、洗顔ブラシは使用せず、肌を刺激しないように慎重に洗顔をおこないましょう。

ちなみに、健康的な肌であっても、ブラシの手入れをしておかないと雑菌が繁殖して肌トラブルの原因になるため、毎日の洗浄などは忘れずにおこなってください。

Q.「水洗顔でニキビが治った」は本当?

A.  基本的に、水だけでの洗顔でニキビを改善・予防することはできません。

むしろ、水洗顔では皮脂や角栓を完全に落とすことができないため、ニキビの原因となる可能性が高いです。

肌が極端に弱い人や、重度の乾燥肌の人であれば水洗顔がすすめられることもありますが、その場合でも朝のみ水洗顔というように限定することが一般的です。

ニキビの改善には水洗顔だけでは不十分なため、しっかりと洗顔料を使用しましょう。