ニキビに日焼け止めは必要‐選び方やおすすめ商品をご紹介‐

ニキビにとって紫外線は大敵です。
そのため、適切な日焼け止めの選び方がとても重要になります。

とはいえ、日焼け止めには油分が含まれているため、ニキビがあるときにも塗るべきなのかどうか、判断に迷いますよね。

そこでこのページでは、ニキビケアと紫外線対策を同時におこない、肌の健康を保つ方法を紹介します。

ニキビと紫外線の関係や、ニキビがあっても塗ってOKな日焼け止めの選び方を紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、ニキビにお悩みで特にニキビケアが気になる人は、アクネトレントもあわせてご覧ください。

ニキビに日焼け止めが必要な理由

あまり知られていませんが、ニキビに対して紫外線対策は必須です。

紫外線は肌の炎症を悪化させる原因となり、ニキビの症状を重くしてしまうからです。

ニキビは悪化すればするほど治りづらくなってしまうため、より早い改善のためにも日焼け止めによる紫外線対策はとても重要なのです。

さらに、紫外線対策は新たなニキビが発生することを防ぐ効果もあります。
日焼け止めを塗ることは、健康な肌を維持するためにも必須のステップといえるでしょう。

日焼け止めを塗らないとニキビは悪化する

日焼け止めを塗らないとニキビが悪化する理由は、紫外線が肌のバリア機能を低下させてしまうからです。

紫外線は、肌に刺激を与えて乾燥させることで、皮膚のバリア機能を低下させます。
皮膚のバリア機能が低下すると肌はダメージを受けやすくなるので、ニキビの症状もどんどん悪化してしまうのです。

そのため、ニキビの悪化を防ぐには、日焼け止めを使用して皮膚のバリア機能を守ることが重要です。

そこで次項では、紫外線がニキビに与える影響についてさらに詳しく解説します。

紫外線とニキビの関係

紫外線は肌に様々な悪影響を与えるため、ニキビの悪化や発生の大きな原因となります。
紫外線によるニキビの原因は以下の通りです。

■毛穴の詰まり
紫外線は、肌のターンオーバーを乱すことで角質層を厚くし、毛穴を塞ぎます。
すると毛穴が詰まりやすくなるため、ニキビが発生しやすい状態になります。

■皮膚の乾燥
紫外線は、肌の水分を保持する機能を低下させて乾燥を引き起こします。
肌が乾燥するとバリア機能も低下するため、炎症を起こしやすい状態になります。

■皮脂分泌量の増加と酸化
乾燥した肌は、水分を補うために皮脂の分泌を増加させます。
皮脂は、紫外線によって酸化し炎症を起こすため、紫外線により皮脂の分泌が増加することでどんどんニキビが治りづらくなる悪循環ができてしまいます。

■アクネ菌の増殖
毛穴詰まりと皮脂の過剰分泌は、アクネ菌の増殖を引き起こします。
アクネ菌が増殖することで、炎症を伴うニキビはさらに悪化してしまいます。

また、ニキビの原因はニキビができた場所によっても変わってきます。
場所ごとの原因を知ることがニキビの早い改善につながるので、ぜひこちらの記事もご覧ください。

ニキビの原因を場所ごとに解説

ニキビ跡にも日焼け止めは効果的

日焼け止めの使用は紫外線対策としてだけではなく、ニキビ跡のケアとしても効果的です。

ニキビ跡を放置すると、ニキビが治った後に色素沈着となります。
そして色素沈着した部分が紫外線に晒され続けると、シミに変化してしまうのです。

そのため、日焼け止めを塗って紫外線を防ぐことがとても重要です。
ニキビ跡に対しては、このひと手間がニキビ跡の色素沈着を抑え、シミへの変化を防ぐための効果的な手段となります。

ニキビにお悩みの人は、ニキビ跡のケアのためにも、普段から日焼け止めを塗ることがおすすめです。

ニキビ肌に日焼け止めを塗っても大丈夫

ニキビ肌でも日焼け止めを塗って大丈夫です。

むしろニキビ肌には、日焼け止めを塗った方がニキビの改善につながります。
日焼け止めがニキビ肌を紫外線から守ることで、ニキビの炎症を悪化させずに済むためです。

ただし、日焼け止めの使用方法が間違っていたり、自分に合わない日焼け止めを使用している場合、ニキビができてしまうことがあります。
日焼け止めによってニキビができる原因について、次項で詳しく解説していきます。

日焼け止めでニキビはできるのか

日焼け止めによってニキビができる原因は、以下の通りです。

■肌に合っていない
肌が弱っている状態で刺激の強い日焼け止めを使用してしまうと、ニキビが悪化する原因になります。

■使うシーンに合っていない
長時間の外出時に効果が弱い日焼け止めを使用したりすると、紫外線を防げずニキビの悪化につながります。

■使用量を間違えている
日焼け止めの使用量が少ない場合、紫外線を防ぎきれずニキビの悪化につながります。

■油分の多い日焼け止めを使用している
ニキビの原因であるアクネ菌は油分を餌にして増殖するため、油分の多い日焼け止めを使用しているとニキビが悪化しやすくなります。

■古い日焼け止めを使用している
古い日焼け止めは、中身が酸化していたり、細菌が繁殖している可能性が高いため、ニキビの悪化につながります。

日焼け止めは、ただ効果の高いものを選べばいいというものではありません。
シーンによって使い分けたり、自分の肌に合うものを使用することが重要です。

そこで次項からは、ニキビ肌にも使用しやすい日焼け止めの選び方について詳しく解説します。
正しい日焼け止めの塗り方や、ニキビを悪化させないポイントについても後ほど紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ニキビ肌に優しい日焼け止めの選び方

ニキビ肌にも使用しやすい日焼け止めの選び方は以下の通りです。

■自分の肌にあったものを選ぶ
■刺激が少ない成分を選ぶ
■油分の少ないものやニキビ用の日焼け止めを選ぶ

ニキビができている場合、特に避けなければならないのが摩擦による刺激です。
伸びが良く、簡単に塗り広げられる日焼け止めであれば、摩擦を最小限に抑えることができます。

また飲む日焼け止めも、ニキビに触れることなく紫外線対策ができるのでおすすめです。

他にも、日焼け止めを選ぶ際に確認すべきポイントがありますので、次項で詳しく解説していきます。

ノンコメド日焼け止めとは

ニキビに優しい日焼け止めを選ぶ際は、「ノンコメドジェニック」と表記されている商品に注目しましょう。

ノンコメドジェニックとは、ニキビのもと(コメド)が発生しにくいように作られたことを意味する言葉です。
ノンコメドジェニックの化粧品は、ニキビの原因となる油分を抑えて作られているものが多いため、ニキビ予防に役立ちます。

また商品によっては、実際にコメドが発生しにくいことを実証した「ノンコメドジェニックテスト済み」と表記されているものもあります。

ニキビにお悩みの人は、ノンコメドジェニックの日焼け止めを使用することがおすすめです。

SPFとPA

SPFとPAは、紫外線を防ぐ効果の指標となるもので、日焼け止め選びにおいて重要な表示です。

SPFは1～50の数値で示され、PAは4段階の＋表記で示されます。
数値が高いほど紫外線を防ぐ効果が高いので、1番強い日焼け止めは「SPF50、PA＋＋＋＋」の表記があるものとなります。

しかし、ニキビができている場合、毎日強い日焼け止めを使用すると肌を刺激しすぎてしまうこともあるため注意が必要です。

ニキビを悪化させないためには、シーンやライフスタイルに合った日焼け止めを使用することが重要となります。
以下の図を参考にして、自分に合う日焼け止めを選び、必要に応じて使い分けましょう。

日焼け止めの配合成分

日焼け止めを選ぶ際は、配合成分に注目することも重要です。

紫外線を防ぐ成分には、ケミカル(紫外線吸収剤)とノンケミカル(紫外線散乱剤)があります。

ケミカルタイプは紫外線を吸収してブロックし、ノンケミカルは紫外線を散乱・反射してブロックするという特徴があります。

ケミカルは、紫外線を吸収し肌に刺激を与える可能性があるので、ニキビ肌の場合はノンケミカルの日焼け止めを選ぶことがおすすめです。

他にも、香料や着色料、アルコールなどの成分が肌を刺激しやすい成分となっています。
無香料、無着色、アルコールフリー、オイルフリーといった表示がある商品を選びましょう。

ちなみに、ケミカルとノンケミカルの成分はそれぞれ以下の通りです。
日焼け止めを選ぶ際は、これらの成分が含まれているかどうかを参考にしてください。

ニキビにおすすめの日焼け止め商品

ここからは、ニキビでお悩みの人におすすめの日焼け止めをご紹介します。

■ヘリオケアカプセル
国内の美容外科で大人気の飲む日焼け止め。紫外線によるシミやしわを防ぐ効果がとても高い。

■サンセーフRX
アメリカ発の飲む日焼け止め。紫外線を防ぐだけではなく、アンチエイジング効果も抜群。

■ヘリオケアウルトラジェルSPF90
ジェルタイプの日焼け止め。植物由来成分で赤ちゃんでも使用できる。ヘリオケアカプセルとの併用でより効果UP。

■デイクリームSPF30
保湿力が高い美容クリーム。SPF30なので、スキンケアしながら紫外線対策ができる。

日焼け止めを塗ること自体が苦手な人や、塗り直しが面倒な人、メイクを崩したくない人は、飲む日焼け止めがおすすめです。
こちらで紹介した飲む日焼け止めは、どちらも国内に愛用者が多く効果が高い商品のため、日光を浴びる前に服用することでしっかりと紫外線から肌を守ってくれます。

また、さらっとした付け心地を求めている人や、保湿力が欲しい人は、ジェルタイプやクリームタイプの日焼け止めを選ぶことがおすすめです。

ニキビ肌での日焼け止めの塗り方

日焼け止めにおける、ニキビを悪化させない塗り方のポイントは、むらなく適量を塗ることです。

【塗り方の手順】
1.ローションタイプの日焼け止めは100円玉2つ分、ミルクタイプはパール粒2つ分を目安にした量の日焼け止めを手に出します。

2.「おでこ、両ほほ、鼻、あご」の5点に日焼け止めをのせて、塗り残しやムラが出ないよう顔全体に伸ばします。

3.塗り広げる際は、擦らずにやさしく伸ばして広げてください。

4.特に日焼けしやすい部分(ほほの高い位置や鼻先など)は重ね塗りをしましょう。

なお、紫外線をしっかりと防ぐためには、こまめに塗りなおすことが大切です。
2～3時間に1回のタイミングを目安に塗りなおし、効果を持続させましょう。

日焼け止めでニキビができにくい肌にするポイント3選

日焼け止めを使用する際、いくつかのポイントを抑えておくことでニキビができにくくなります。

紫外線を徹底的に防ぎつつ、次項で説明するポイントに注意して、ニキビを作らせない習慣を作りましょう。

ちなみに、飲むタイプの日焼け止めは外出する1時間前までに服用すると効果を最大限に発揮させることができます。

①日焼け止めを塗ったまま寝ない

日焼け止めを落とさず寝てしまうと、日焼け止めが酸化するためニキビのリスクが高くなります。

日焼け止めを塗った日は、必ず洗顔やクレンジングで落としてください。

その際は、洗顔料やクレンジング剤となじませるイメージで優しく落としましょう。

最近では石鹸で落とせる日焼け止めも発売されているので、肌への刺激が気になる人はそちらも試してみてください。

ニキビを早く治す洗顔方法については別の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

ニキビを治す洗顔方法と洗顔料の選び方

②日焼け止めの塗りすぎは肌荒れを起こす

1度に大量の日焼け止めを塗ると、肌荒れが起きることがあります。

1度に塗る量が多くても効果は変わらないため、適量をこまめに塗りなおすことを心がけましょう。

また、使用期限が過ぎた日焼け止めを塗ることも肌荒れの原因になります。

未開封の場合は3年、開封後は1年を目安に使用を終えてください。
一度開封したら、ワンシーズンごとに買い替えることがおすすめです。

無添加の日焼け止めの場合は期限が短い場合もあるため、商品に記載されている使用期限を必ず確認しましょう。

③スキンケアで肌のバリア機能をサポート

日焼け止めによる紫外線対策と同時に、肌のバリア機能をサポートすることで、よりニキビができにくい肌を作ることができます。

肌のバリア機能を守る、保湿力が高い商品や美容成分が豊富な商品は以下の通りです。

■ヒトプラセンタジェル
美容効果抜群のヒトプラセンタをたっぷり配合した美容ジェル。あらゆる肌悩みを改善し、透明感あふれる美しい肌に導く。

■メラケアクリーム
ニキビの改善と、シミやニキビ跡などの色素沈着改善を同時におこなえる美容クリーム。

■リバイタライジングナイトクリーム
肌の活性化を促す夜用クリーム。フルーツ酸や白ユリなどの天然成分により、白く柔らかい滑らかな肌に導く。

まとめ

ニキビと日焼け止めについて、この記事で解説したことをまとめました。

・ニキビ肌に日焼け止めを塗っても大丈夫
・むしろ、塗らないとニキビが悪化する恐れがある
・ニキビには日焼け止めの選び方と塗り方がポイント
・使うシーンや自分の肌に合った日焼け止めを選ぶことが大切

ニキビを防いだり、悪化させないためには、日焼け止めによる毎日の紫外線対策がとても重要です。
日焼け止めを使用して、ニキビができにくい肌を作りましょう。

当サイトグー薬局でも、ニキビの予防や改善に効果的な日焼け止めを購入することができます。
メイク崩れが気になる人や、塗り直しが面倒な人は、人気の飲む日焼け止めがおすすめです。
気になる人は、こちらの日焼け止めの詳細をご覧ください。

よくある質問

ニキビと日焼け止めについて、よくある質問をまとめました。

日焼け止めでニキビは治る？

日焼け止めにニキビを治す直接的な効果があるわけではないですが、日焼け止めを塗ることで紫外線対策ができるため、紫外線によるニキビの悪化や発生を防ぐことができます。

根本からしっかりとニキビを改善させたい場合は、アクネトレントによる治療がおすすめです。
ニキビにお悩みの人は、ぜひあわせてご覧ください。

家の中でも日焼け止めを塗っていたほうがいい？

紫外線は窓ガラスなどを通過して入ってくるので、家の中まで届きます。
SPFやPAは高くなくても良いので、外出の有無に関わらず毎日日焼け止めを塗ることがおすすめです。

ニキビ薬と日焼け止めの塗る順番とは？

ニキビ薬を塗ったあとに日焼け止めを塗りましょう。

有効成分をしっかりと浸透させるために、ニキビ薬を塗った後は数分放置して、患部が乾いたら日焼け止めを塗ってください。