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糖尿病の人が意識すべき食事のコツやレシピを紹介

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「糖尿病になってもおいしいものが食べたい!」
そんな願いをお持ちではありませんか?

実は、糖尿病になっても、ポイントを押さえればおいしい食事を楽しむことができるのです。

そこでこの記事では、糖尿病と食事の関係について解説しています。

糖尿病における食事のコツやメニューの選び方、健康的でおいしい食事のレシピなどを、わかりやすくまとめました。

糖尿病と診断されて食事にお悩みの人はもちろん、糖尿病を防ぐ食事について知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。

糖尿病の食事は血糖値の急な上昇がカギ

糖尿病の食事は血糖値の急な上昇がカギ

糖尿病の治療のために避けておきたいのが、食事による血糖値の急な上昇です。

食後に起こる血糖値の急な上昇は、糖尿病の症状を進行させる大きな原因となるためです。

食後の血糖値が急に上昇する状態を繰り返すことで、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの量や働きが低下し、血糖値が下がらなくなってしまいます。
これが、動脈硬化をはじめとした糖尿病の合併症を引き起こし、症状を進行させていくのです。

血糖値の上がり方は、どのように食事をしたかで大きく変わってきます。
そこで、食後の血糖値の上がり方をゆるやかにする食事の仕方や調理方法、食材の選び方などのポイントを知っておくことがとても大切です。

このように、食事による血糖値の急な上昇を避けることは、糖尿病の予防において重要なカギとなります。

糖尿病の食事療法

糖尿病の人が食事をするうえで必要なのが、自分にとって適切なエネルギー量(カロリー)を知ることです。

適切なエネルギー量を知ることで、食べ過ぎやカロリーの摂りすぎを防ぐことができるためです。

1日の適切なエネルギー量は、体格(身長や体重)と身体活動量で決まります。
以下を参考に、自分にとって適切なエネルギー量を求めてみましょう。

【1日の適切なエネルギー量(kcal)=目標体重(kg)(※1)×エネルギー係数(※2)】

※1 目標体重の求め方
65歳未満:身長(m)×身長(m)×22
前期高齢者(65歳~74歳):身長(m)×身長(m)×22~25
後期高齢者(75歳~):身長(m)×身長(m)×22~25
※2 エネルギー係数の求め方
軽い労作(大部分が座位の静的活動) 25~30 (kcal/kg目標体重)
普通の労作(通勤・家事、軽い運動を含む) 30~35 (kcal/kg目標体重)
重い労作(力仕事、活発な運動習慣) 35~ (kcal/kg目標体重)

【例:身長160センチメートルでデスクワークが多い人の場合】
目標体重:1.6(m)×1.6(m)×22=56.3(kg)
エネルギー係数:軽い労作となるため、エネルギー係数は、25~30 (kcal/kg目標体重)
1日の食事で摂取した方がよい適切なエネルギー量:
56.3(kg)×25~30(kcal/kg目標体重)=1400~1700(kcal)

糖尿病の人は、食事をするうえで、このような方法を参考に自分にとっての適切なエネルギー量を知っておきましょう。

糖尿病による食事のコツ

糖尿病による食事のコツ

糖尿病の人が知っておきたい食事のコツは、以下の通りです。

▶食べる順番
▶食べるタイミング
▶調理方法と食材の選び方

これらのコツを知っておくことで、食後の血糖値の急な上昇を防ぐことができるためです。

この3つのコツについて、具体的にどうすればいいのかを、次の項から1つずつ解説していきます。

また、
・よく噛んで、ゆっくり時間をかけて食べる
・1日3食、バランスよく食べる
・食事は腹八分目にする
・糖質の重ね食いや高脂肪食品のみを食べない
といった意識を心がけることも、血糖値の急な上昇を防ぐことに効果的です。

「糖質の重ね食い」とは、お米とパン、お米と麺などの、炭水化物(=糖質)同士の組み合わせを、1食で同時に食べることです。
糖質を1度にたくさん摂ることは、血糖値の急な上昇につながるため避けましょう。
また、食べ過ぎたと感じたときは、ほかの2食の食事内容を少なめにして、1日のトータルバランスを調整することがおすすめです。

血糖値の急な上昇を防ぐために、食べる順番食べるタイミング調理方法と食事の選び方をしっかり押さえておきましょう。

糖尿病による食事のコツ|食べる順番

食後の血糖値の急な上昇を防ぐためには、食物繊維を1番最初に食べることが大切です。

食物繊維には、食後の血糖値の上昇をおさえる働きがあるためです。

中でも、昆布やわかめ、こんにゃくといった水溶性食物繊維は特にその働きが強いため、積極的に食事に取り入れましょう。

また、たんぱく質も、先に食べることで食後の血糖値の上昇をおさえる働きがあります。
そのため、「スープやサラダなどの副菜→たんぱく質が多い主菜→炭水化物などの主食」という順番で食べることが、1番効果的な食べ方となります。

このように、血糖値の急な上昇を防ぐためには、食物繊維から先に食べることを意識しましょう。

糖尿病による食事のコツ|食べるタイミング

食べるタイミングを意識して、食事と食事の間隔を十分に空けることも、血糖値の急な上昇を防ぐのに効果的です。

食事の間隔を空けずに食べてしまうと、血糖値が常に高い状態になってしまい危険であるためです。

血糖値が高い状態を続けると、全身の血管が傷つくので動脈硬化の原因となります。
また、視力の低下(糖尿病網膜症)や、腎臓の障害(糖尿病腎症)などの重い合併症につながります。

とはいえ、食事と食事の間隔が長すぎるのも良くありません。
食事をとらない時間が長かった分、次の食事で体が糖分をたくさん吸収しようとするため、血糖値の急な上昇につながってしまいます。

また、寝る前や夜遅くに食べることも、消化に悪く血糖値が上がりやすくなります。
寝る2~3時間前までには、食事を済ませておくようにしましょう。

血糖値の急な上昇を防ぐためには、食事と食事の間隔を十分に空けるなど、食べるタイミングを意識することも大切になります。

糖尿病による食事のコツ|調理方法と食材の選び方

糖尿病の人が自分で食事を作るときは、調理方法やメインとなる食材の選び方にこだわりましょう。

食後の血糖値の上昇は、塩分や脂質、糖分などの量をしっかりと管理することでおさえられるためです。

具体的な調理方法と食材の選び方のコツは、以下の通りです。

おすすめの調理法 ゆでる・蒸す>焼く>炒める>揚げる
メイン食材の選び方 野菜>魚>鶏肉>豚肉>牛肉

野菜には、血糖値の上昇をおさえる食物繊維がたくさん含まれているため、メインとして食べましょう。
魚や鶏肉も、同じく血糖値の上昇をおさえるたんぱく質が多い食材です。
同じ肉類でも、赤みの豚肉や牛肉は、食べ過ぎると、悪玉コレステロールや中性脂肪が増えるなどのリスクがあるため注意してください。

また、調理法としては、「ゆでる」「蒸す」「網で焼く」といった方法が、余分な脂を取り除くことができるのでおすすめです。
ちなみに、野菜の場合は、ゆでることで生よりもたくさんの量を食べることができます。

さらに、使う調味料を見直すことも大切です。
糖分と塩分が多い食事は、食べ過ぎや飲みすぎの原因になります。
また、塩分の摂りすぎは高血圧を引き起こすことがあるため、注意しましょう。

糖尿病の人は、調理方法やメインとなる食材の選び方にこだわって、食後の血糖値を抑える食事を作りましょう。

糖尿病の食事でダメなもの

糖尿病の食事でダメなもの

糖尿病だからといって、食べてはダメなものはありません。
ただし、塩分・脂質・糖質が多いものは注意が必要です。

塩分・脂質・糖質は、食後の血糖値を急に上昇させる原因になるためです。

具体的には、以下の食品に注意してください。

・塩分が多く含まれたもの
→ラーメンやインスタントラーメン、漬物、練り物の加工品、調味料類
・脂質が多く含まれたもの
→揚げ物、バターやマーガリン、加工肉食品、ファーストフード
・糖質が多く含まれたもの
→菓子パン、炭水化物、炭酸飲料、アルコール

このように、糖尿病の場合、塩分・脂質・糖質の量に注意が必要ですが、禁止されている食品はありません。

ちなみに「糖質+脂質」は、特に血糖値を急に上昇させる組み合わせだといわれています。
この「糖質+脂質」の組み合わせで代表的なものが、ラーメンです。
しかし、そんなラーメンでも、食べ方を工夫すれば糖尿病の人でもおいしく食べることができます。
その工夫について、別の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

糖尿病の食事で良いもの

糖尿病の食事で良いもの

糖尿病の食事では、食物繊維やミネラル、タンパク質をたくさん含むものを食べましょう。

これらを意識して食べることで、栄養バランスの取れた食事になるだけではなく、食後の血糖値の上昇もおさえることができます。

具体的に、糖尿病の食事におすすめな食材は以下の通りです。

野菜、海藻類、きのこ、こんにゃく
・新鮮な植物性の油や魚の油
・ナッツ(アーモンド、クルミ、カシューナッツなど)
・魚介類や肉類、大豆製品や卵
・乳製品(牛乳、ヨーグルト)

植物油は、食事の初めに摂ることで満腹感を得やすくしてくれます。
また、血糖値をゆっくり上昇させ、そのあとはゆっくり降下するように促す作用があるので、積極的に摂りましょう。

このように、食物繊維やミネラル、たんぱく質を多く含むものを意識して、食事に取り入れましょう。

糖尿病の食事にオートミールが効果的?

オートミールは、糖尿病の食事に効果的な食材です。

オートミールは食物繊維がたくさん含まれているので、糖質の吸収をおだやかにし、急な血糖値の上昇をおさえることができるためです。

オートミールの糖質・カロリー・食物繊維の量を、ほかの主食類と比べた結果は以下の通りです。

糖質
(g)
カロリー
(kcal)
食物繊維量
(g)
オートミール30g 18.9 105 2.8
オートミール50g 31.6 175 4.7
白米1杯(150g) 57.1 234 2.3
玄米1杯(150g) 52.7 234 2.1
おかゆ1杯(200g) 32.4 130 0.2
食パン1枚(6枚切り) 28.9 149 2.5

オートミールは米やパンと同じ穀類ですが、食物繊維の量は白米の20倍となっています。
ビタミンや鉄分も含まれているため、栄養価がとても高い食材です。

食べ方としては、お米などの主食の代わりとすることがおすすめです。
この場合、ご飯1杯分の代わりであればオートミール50gに水100㏄ほど、おかゆ1杯分のかわりであれば、オートミール30gに水200㏄ほどを目安にして、電子レンジでふやかして食べましょう。

また、オートミールは粒のまま調理するため、噛む回数が自然と増えて満腹感を得やすい食材でもあります。

このような理由から、オートミールは、糖尿病の人の食事にとても効果的だといえるでしょう。

糖尿病の人に良い食事のレシピと献立

ここでは、糖尿病の人や、糖尿病を予防したい人にとっておすすめのレシピと、1日分の献立の例を紹介します。
以下のレシピや献立を参考にして、健康的でおいしい食事を作ってみてください。

【レシピ1:たくあんとしらすのもち麦おにぎり】

材料(2人分)
150g
もち麦 50g
265ml
たくあん 15g
釜揚げしらす 15g
白ごま 大さじ1/2(4.5g)

【作り方】
1.米を研ぎ、もち麦と水を入れて30分ほど浸し、炊飯する。
2.たくあんは7mm角に切る。
3.もち麦入りご飯に、たくあんと、しらす、白ごまを加えて混ぜる。
4.おにぎりを握って完成。

【レシピ2:ひじきとわかめのナムル】

材料(2人分)
乾燥わかめ 大さじ2
乾燥ひじき 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
おろししょうが 小さじ1
いりごま 小さじ1
ごま油 大さじ2

【作り方】
1.ひじき、わかめは水かお湯でふやかす。
2.ふやかしたひじきとわかめを沸騰したお湯に入れ、1分ゆでてザルに移す。
3.熱いうちに調味料すべてと混ぜ合わせて完成。

【レシピ3:筑前煮】

材料(2人分)
鶏もも肉(皮なし) 160g
干ししいたけ 3枚
こんにゃく 100g
ごぼう 50g
絹さや 6枚
サラダ油 小さじ2
だし汁 1カップ
しょうゆ 小さじ2
みりん 小さじ2
片栗粉 小さじ1

【作り方】
1.食材(鶏肉含む)はすべて乱切りにして、ごぼうは水にさらし、こんにゃくはスプーンでちぎって3分下ゆでする。
2.絹さやも筋を取って1分下ゆでし、半分に切る。
3.鍋に油を熱し、鶏肉を炒める。肉の色が変わったら、ごぼうとこんにゃくを加えてさらに炒める。
4.だしを加えてふたをし、5分煮る。そのあと、しょうゆとみりんを加えてさらに5分煮る。
5.倍量の水で溶いた片栗粉を回し入れ、煮汁を絡める。
6.絹さやを散らして完成。

【例:糖尿病の人や糖尿病を予防したい人におすすめな1日の献立】

主食 玄米 雑穀米 ☆もち麦おにぎり
主菜 焼き魚 肉のグリル ☆筑前煮
副菜 納豆
豆腐のお味噌汁
サラダ
わかめスープ
☆ひじきとわかめのナムル
きのこ炒め
※☆は紹介したレシピ
※間食はバナナやヨーグルト、ゆで卵がおすすめ

なお、これらのレシピや献立は、たんぱく質や食物繊維をたくさん摂ることができるものになっています。

ぜひ参考にして、おいしく健康的な食事を楽しんでください。

糖尿病の食事|メニューの選び方

1日の食事の栄養バランスを考えることは、糖尿病の治療や予防においてとても大切です。

バランスの取れた食事の栄養素の目安は、「たんぱく質6割、食物繊維3割、炭水化物1割」です。

特に外食は、塩分や脂質を摂りすぎてしまうことが多いため、味付けや調味料の量などに注意してメニューを選びましょう。

次の項から、外食や宅配など、食事の場面ごとにおけるメニューの選び方や、気を付けるポイントについて解説していきます。

糖尿病の治療や予防のために、1日の栄養バランスを考えた食事を心がけましょう。

宅配・外食の場合

宅配や外食の場合は、食べる量や、塩分・脂質の量に注意して、栄養バランスを意識しましょう。

メニューを選ぶときのポイントは以下の通りです。

・和食や定食を選ぶようにする
・食べ放題やバイキングは避ける
・量が調節できる料理を選ぶ
・味が濃いものや脂っこいものが多いものは避ける

また、量が選べる時は炭水化物だけ少なくしたり、追加で調味料を加えないようにしたりすることも効果的です。

このように、食べ過ぎてしまいがちな宅配や外食においては、食べる量や、塩分・脂質の量を意識することで栄養バランスを整えることが大切です。

コンビニの場合

コンビニ食は、たんぱく質や食物繊維をたくさん摂ることを意識して選びましょう。

商品を選ぶときのポイントは以下の通りです。

・菓子パンや丼もの・麺類のみは避ける
・何種類かおかずが入っているお弁当を選ぶ
・おにぎりだけでなくおかずやサラダを買い足す

また、間食を選ぶ場合は、お菓子ではなく、血糖値の上昇がおさえられるバナナやゆで卵(無塩)がおすすめです。

さらに、商品を選ぶときに、成分表示を見て栄養バランスを考える癖をつけることも大切です。

コンビニ食では、たんぱく質や食物繊維がたくさん含まれた商品を選んで、栄養バランスを意識しましょう。

糖尿病予防のための食事の注意点

糖尿病予防のための食事の注意点

2型糖尿病は、毎日の食事内容や、食事の習慣を見直すことで予防することができます。

2型糖尿病の予防のために、食事において注意する点は以下の通りです。

・早食いやドカ食いをしない。
・味付けの濃い料理は避ける。
・油脂(ドレッシング、マヨネーズ、バター、マーガリン)を控える。
・ケーキ類や、砂糖や甘味料が多く入った飲料水の摂りすぎに注意する。間食はできるだけ控える。
・アルコールの摂りすぎに注意する。

自分の食事を見直し、改善していくことは、2型糖尿病を予防することにつながります。
ぜひこの機会に、毎日の食事内容や、食事の習慣を振り返ってみましょう。

また、糖尿病とアルコールの関係については、別の記事で詳しく解説しています。
こちらもぜひ、あわせてご覧ください。

まとめ

糖尿病と食事の関係について、ここまで解説したことをまとめました。

  • 糖尿病の人は、食後の血糖値の急な上昇を避けることが大切
  • 糖尿病における食事のコツは、
    ▶食物繊維から食べる
    ▶食事と食事の間隔は一定に
    ▶調理をするときは、野菜と魚をメイン食材にして、「ゆでる」「蒸す」「網で焼く」を意識する
  • 糖尿病の人には、食物繊維やミネラル、たんぱく質がたくさん含まれた食材がおすすめ
  • 宅配や外食の場合は、食べ過ぎと、塩分・脂質の摂りすぎに注意してメニューを選ぶ
  • コンビニ食の場合は、たんぱく質や食物繊維が多く含まれた商品を選ぶ
  • 2型糖尿病の予防では、毎日の食事や習慣を見直すことが大切

食事のコツやメニューの選び方などを意識すれば、糖尿病の人も、糖尿病を予防したい人も、おいしい食事をとることができます。
この記事の内容をしっかりおさえて、おいしく健康的な食事を楽しんでください。

Q&A

Q&A

糖尿病と食事に関連して、よくある質問にお答えしました。

Q.糖尿病でお腹がすいたら何を食べればいいですか?

A.糖尿病における、お腹が空いたときにおすすめな食品は以下の通りです。

・バナナ1本やリンゴ半分
・無塩のナッツ類
・無塩の胚芽ビスケットやクラッカー
・ゆで卵

果物は、少しの量であれば血糖値が上がりにくいとされています。
また、無塩のナッツ類は、噛む回数が多いので満腹感を得やすいでしょう。

夜中にお腹が空いて眠れなくなってしまった場合は、キウイフルーツやアボカド、大豆製品などのトリプトファンを含む食品を摂ると、睡眠を促してくれるため効果的です。

糖尿病においてお腹が空いてしまったときは、ぜひこれらの食品を参考にしてください。

Q.妊娠糖尿病の人におすすめの食事法とは?

A.妊娠糖尿病の場合、必ず、副菜から食べる「ベジファースト」を取り入れてください。

妊娠糖尿病では、食後に高血圧・高血糖になりやすいという特徴があるためです。

また、時間を決めて3食同じ時間に食事をとることも、血糖値を安定させることに効果的となります。

食材では、オートミールがおすすめです。
オートミールには、食後の血糖値の上昇をおさえる食物繊維がたくさん含まれており、かつ栄養価が高いため、妊娠糖尿病の人でも安心して食べることができます。
そのほかにも、カルシウムや鉄分、葉酸を多く含む食材を積極的に取りましょう。

このように、妊娠糖尿病の場合は、食事法として「ベジファースト」を心がけるなどの工夫をしましょう。

Q.糖尿病の主食は何が良いですか?

A.糖尿病における主食は、玄米や穀米、全粒粉パンなどがおすすめです。

これらの食品は、白米やパンよりも食物繊維を多く含むためです。

また、豆腐やおから、オートミールなどをご飯の代わりにするのも良いでしょう。
麺類を食べるときは、低糖質麺などを上手に利用してください。

糖尿病の場合、主食には、食物繊維を含む玄米や穀米、全粒粉パンなどの食品を選びましょう。