バイアグラ100mgに関する疑問やユーザーの体験談を紹介

バイアグラの製薬会社であるファイザーは、100mgを正規に製造していますが、日本国内では厚生労働省の承認がないため、病院やクリニックでは手に入りません。 この状況がどうして起きているのか、疑問に思う方も多いでしょう。 このページでは、100mgに関する疑問点と、個人輸入で実際に使ってみた人たちの体験談を、わかりやすく紹介しています。

バイアグラの25mg50mg100mgの違い

バイアグラには、水またはぬるま湯で飲む錠剤タイプと、水を必要とせず舌の上に置いて唾液で溶かすフィルムタイプの2種類があります。
ファイザーが正規に製造、販売しているのは以下の5種類です。

・バイアグラ25mg
・バイアグラ50mg
・バイアグラ100mg
・バイアグラODフィルム25mg
・バイアグラODフィルム50mg

100mgのバイアグラODフィルムは規格として存在せず、バイアグラの100mgは錠剤タイプのみです。
また、バイアグラ100mgは厚生労働省に承認されていないため、日本国内で処方されることはありません。
100mgが厚生労働省に承認されなかった理由としては、
・日本人の体格が小さいことを考慮した
・用量の多い100mgに対して慎重になった
といったことが考えられています。

では、実際に日本国内で承認されている25mgと50mg、承認されていない100mgはどのようなものか、それぞれデータをまとめてみました。

このように3つの規格を比較してみると、有効成分や添加物の種類、錠剤の色や形にとくに違いはありません。
シルデナフィルの用量や錠剤のサイズのみ違うということがわかります。

バイアグラ100mgのジェネリック医薬品

バイアグラ100mgのジェネリック薬ですが、日本国内での製造販売や処方はされていません。
しかし、カマグラゴールドやバイスマという名称で、海外ではバイアグラ100mgのジェネリック薬が流通しています。

カマグラゴールド
インドに本社を置くアジャンタファーマが製造・販売を手がけています。
このカマグラゴールドは50mgと100mgの2種類があり、海外では非常に人気のあるバイアグラのジェネリック薬です。
人気の理由のひとつは、安く購入できることです。
バイアグラ100mgの価格相場は1錠あたり2,000円前後であるのに対して、カマグラゴールド100mgは1錠あたり400円程度という価格で販売されています。
しかも、カマグラゴールドはまとめ買いすると、ほとんどのサイトで1錠当たり100円台から購入できるので、10倍以上の価格差です。

バイスマ
インドに本社を置くアスレが製造・販売しているバイアグラのジェネリック薬になります。
アスレには日本人が在籍していることから、パッケージを日本語表記にしたりなど、日本人向けに監修しているのが特徴です。
また、バイスマには50mg、100mgの2種類があります。
価格も安く、100mgの1錠あたりの価格は440円程度であり、先発薬のバイアグラ100mgと比べると、圧倒的に安く購入できます。

いずれもバイアグラの100mgと同等の効果で安く購入できることから、日本国内でも多くの人が愛用しています。
しかし、個人輸入でしか入手することができないのが現状です。

バイアグラ100mgの30錠入りについて

バイアグラ100mg30錠入りのボトルタイプが海外で流通していますが、アメリカで製造されている正規品なため問題ありません。
ほとんどの場合、バイアグラは2錠入り、4錠入り、10錠入りといったシート状で販売されており、日本国内では1錠ずつかシートの状態で処方されます。
そのためボトル入りは偽物だと感じるかもしれませんが本物のバイアグラです。

ただし、バイアグラは人気があるため、さまざまな規格で製造・販売されているので、偽物には注意しておきましょう。
たとえば、30錠入りのボトルタイプのバイアグラ100mgも、錠剤はもちろん外箱やボトルから精巧に作られている偽物も存在します。
とくに、バイアグラ100mgは海外医薬品を取り扱う個人輸入サイトを通じてしか購入できないため、怪しい業者には注意しなければなりません。
購入の際は本物と偽物を見分けるのは困難なため、信頼できる個人輸入サイトを選びましょう。

バイアグラ100mgが厚生労働省に承認されない理由

バイアグラ100mgは現在、厚生労働省に承認されていません。
しかし、製造元が改めて承認申請をおこなえば承認される可能性は高いでしょう。
というのも、バイアグラ自体は危険な医薬品ではなく、正しく服用する限り安全性の高い医薬品だからです。
バイアグラ100mgが危険な医薬品であると厚生労働省が認識していれば、すでに個人輸入で入手すること自体が禁止されています。

製造元がバイアグラ100mgの承認を再度申請しない理由としては、ジェネリック薬に市場を奪われる可能性を懸念していると考えられるでしょう。
バイアグラの特許は2014年5月に切れており、現在、多くのジェネリック薬が製造・販売されています。
仮に厚生労働省がバイアグラ100mgを承認しても、ユーザーの多くは価格の安いジェネリック薬を求めます。
そういった可能性を考えると、わざわざ莫大な時間や費用をかけて承認申請をおこなう必要性がないため、バイアグラ100mgの承認を再度申請することは考えにくいでしょう。

バイアグラ100mgの体験談を紹介

ここではバイアグラ100mgを実際に飲んだ人の体験談を、グー薬局だけではなく他サイトやSNSから一部抜粋してご紹介します。

5件ほどの抜粋ですが、勃起力アップの効果を実感した人、割って飲んでコスパを良くしている人が、体験談の中でもとくに多い印象です。 ここでは取り上げていませんが悪い口コミもあり、副作用で胸焼けした人、お腹を下した人などもいるようでした。

バイアグラ100mgの効果や効果時間

バイアグラ100mgは25mgや50mgと比べ、勃起力への効果が強くなるわけではありません。
また、バイアグラ100mgは25mgや50mgと同じく、飲んでから30～60分ほどで効果が出て、4～6時間ほど持続します。
用量が増えたからといって、効果は強まらず効果時間も伸びるわけではないのです。
むしろ、25mgや50mgで効果が十分に出ている人が100mgを飲むと、副作用が強まって効果を感じるどころではなくなってしまう可能性があります。

とくにバイアグラを初めて飲む人は、まず25mgから飲み始めるようにしましょう。
25mgを飲んでみて効果をあまり実感できなかった場合は次に50mgを試し、それでも効果が実感できなかった場合に100mgを飲むなど、徐々に用量を増やしてください。
ただ、なかにはバイアグラの100mgなら効果を感じられるが、25mgや50mgでは効果を感じられないという人がいるため、バイアグラの100mgは必要な用量とされています。

バイアグラ100mg錠を半分に割って飲むのはあり？なし？

結論からいうと、ありだといえます。
半分や4分の1にして飲む人が多いのは、そちらの方がコスパが良くなるというメリットがあるからです。
100mgを割ると、半分なら50mgが2錠、4分の1なら25mgが4錠、手に入ることになります。
25mgや50mgをそれぞれ買うよりも価格を安くおさえられるため、多くの人に割って飲まれています。

ただし、バイアグラのパッケージやシートに記載されている使用期限は、未開封状態で割られていない場合の使用期限です。 シートから出して外気に触れたバイアグラは、通常より早く使用期限が切れてしまうデメリットがあります。
また、バイアグラを割った場合、コーティングで守られていない断面部分から劣化が進んでしまうため、なるべく早く飲み切るようにしましょう。

とはいえ、開封したバイアグラを錠剤用のケースで保管したり、カットしたバイアグラの飲まなかった残りをラップに包んでから保管するなど、ちょっとした工夫で対処できます。

詳しくは、下記リンク先のページで紹介しています。

バイアグラの正しい保管方法と保存のコツ2選

バイアグラ100mgにするため50mgを2錠飲んでもいい？

バイアグラの50mgを2錠飲んで、100mgの代用にしても問題ありません。 いずれの場合も有効成分のシルデナフィルを100mg摂取することになるため、同程度の効果に期待できるでしょう。
ただし、いきなり100mgから飲むのではなく、25mgや50mgから飲み始めましょう。
少ない用量で十分に効果を感じている人が100mgを飲むと、思いもよらぬ副作用を引き起こすおそれがあります。
100mgを飲む前にまずは50mgを1錠飲んで試し、効果を感じられなかった場合、50mgを2錠飲むというようにしましょう。

バイアグラ100mgは体重の軽い日本人でも飲める？

バイアグラの100mgは、体重が軽い傾向にある日本人でも飲めます。
厚生労働省が定めた1日の推奨用量は50mgですが、隣の中国や韓国では1日の推奨用量が100mgまでとなっています。
そのため、バイアグラの100mgが体重の軽い人には飲めないというわけではないのです。

ただ、あまりにも体重が軽い人や小柄な人、25mgや50mgを試さずに100mgから飲もうとしている人は注意が必要です。
あくまでもバイアグラ100mgは、25mgや50mgで効果を実感できなかった人向けの用量です。
いきなり100mgから飲まず、徐々に用量を上げていくようにしましょう。

バイアグラ100mgでも効かないときは？

以下の状況に心当たりがある人は、バイアグラ100mgの飲み方が原因で効果を感じられなかった可能性があります。

・バイアグラを飲む前に食事をした
・性行為の直前にバイアグラを飲んだ
・アルコールを飲み過ぎてしまった

バイアグラの有効成分シルデナフィルは、錠剤が胃で溶けた後に、小腸から体内へと吸収されます。
食後に飲んだ場合、胃や腸に油分による膜が張られ、シルデナフィルがうまく吸収されません。
そのため、空腹時に飲むことが推奨されています。

また、食事をとる場合は、食後2時間以上の間隔を空けましょう。

バイアグラは飲んでから効果が出るまでに30～60分ほどかかるため、性行為の直前に飲んでもすぐには効果を発揮できません。
バイアグラを飲むときは、性行為の1時間前に飲んでおくことをおすすめします。

アルコールは少量なら問題はなく、適量であればプラスに働くこともあります。
緊張をほぐすことができるため、とくに精神的なストレスによる心因性のEDの場合、むしろスムーズに効果を実感できるでしょう。
ただし、アルコールの飲み過ぎには要注意です。
飲み過ぎると中枢神経がうまく働かなくなり、勃起の指示が下半身へと伝わりづらくなります。
そのため、せっかくバイアグラを飲んでも効果を感じにくくなってしまうのです。

もし正しい飲み方でも効果を感じられなかった場合、体質にシルデナフィルが合っていない可能性が考えられます。
そのような場合は、レビトラやシアリスといった、有効成分の異なるED治療薬を試してみましょう。

バイアグラ100mgについてのまとめ

・100mgイコール偽物ではない
・ファイザーが開発した正規の規格
・50mgで効かなかった人向け
・厚生労働省には承認されていない
・日本国内の医療機関では取り扱えない
・海外では承認されて流通している
・半分や4分の1にして節約できる
・用量で効果の強さも長さも変わらない

バイアグラ100mgは、日本国内で承認されている25mgや50mgと同様、ファイザーによって開発された正規のED治療薬で、海外では一般に流通しています。
ただし、厚生労働省がバイアグラの100mgだけ承認しなかったため、病院やクリニックで処方されることはなく、入手する方法は個人輸入しかありません。
また、バイアグラ100mgは効果倍増を期待して用量を増やしても、副作用が強く出てしまうだけなので注意しましょう。
バイアグラは用量が100mgでも、正しい飲み方を守っていれば安全性の高いED治療薬です。