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私のつくば市

つくばにある私(わたし)の最(もっと)も大切(たいせつ)なもの

2013年12月11日 15:20

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 去年(きょねん)の夏(なつ)のことだ。私(わたし)の日本(にほん)での生活(せいかつ)を見(み)てみたいと、コスタリカからいとこ2人と伯父(おじ)さんが来日(らいにち)してきた。いとこは意気揚々(いきようよう)と日本(にほん)に来(き)たが、なんと、着(つ)いたその日に財布(さいふ)をバスの中(なか)に忘(わす)れてしまった。入(はい)っているもの?クレジットカード、身分証明書(みぶんしょうめいしょ)、そして現金(げんきん)... 約(やく)14万円(まんえん)だ。いとこは当(あ)たり前(まえ)のようにパニックになり、さらに彼(かれ)のお姉(ねえ)さんに叱(しか)られていた。伯父(おじ)さんもストレスで鼻血(はなぢ)が噴出(ふんしゅつ)した。来日(らいにち)してすぐの大問題(だいもんだい)に、みんなの不安(ふあん)は大爆発(だいばくはつ)してしまったのだ。しかし、私(わたし)は何(なに)も心配(しんぱい)はしていなかった。なぜかと言(い)うと、「つくば」だから。

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 翌日(よくじつ)、駅(えき)に行(い)くと、紙袋(かみぶくろ)に財布(さいふ)が入っており、中身(なかみ)はそのままだった。いとこは感動(かんどう)し、来日中(らいにちちゅう)ずっと財布(さいふ)を紙袋(かみぶくろ)に入れたまま持(も)ち歩(ある)いていた。いとこは私に尋(たず)ねた。「つくばは日本の典型的(てんけいてき)なまちなの?」と。私は答(こた)えた。「つくばは変(か)わっているよ」と。私は、研究(けんきゅう)のために日本全国(ぜんこく)をまわったが、「つくば」のようなまちに出会(であ)えたことがない。

 「つくば」と言えば、最先端(さいせんたん)の研究(けんきゅう)、国際都市(こくさいとし)などといった言葉(ことば)が浮(う)かんでくる。一般的(いっぱんてき)には、人工的(じんこうてき)で、冷(つめ)たくて、機械的(きかいてき)で、人(ひと)のペースが早(はや)いまちなのかもしれない。

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 しかし、まちは緑(みどり)に溢(あふ)れており、四季折々(しきおりおり)の風景(ふうけい)を楽(たの)しむことができる。「つくば」の時間(じかん)はゆっくりと流(なが)れており、このまちで暮(く)らす人々(ひとびと)の心(こころ)に余裕(よゆう)がある。私も、私のつくばの友達(ともだち)もそうである。友達(ともだち)は私が困(こま)っているとすぐに助(たす)けてくれ、私も友達が困っていたら全力(ぜんりょく)で助ける。この信頼関係(しんらいかんけい)は、心(こころ)に余裕(よゆう)がなければ不可能(ふかのう)なことだ。この信頼(しんらい)は、友達を超(こ)え、「つくば」に住(す)む全(すべ)ての人々にも言えることだろう。

Photo2imme.jpgのサムネイル画像 だから、いとこの財布が返(かえ)ってきたという奇跡(きせき)が、私には当(あ)たり前(まえ)のことのように思(おも)えた。この出来事(できごと)は、まちに住(す)む人々の「こころ」がキレイであることの証明(しょうめい)の一(ひと)つになった。バスの運転手(うんてんしゅ)さん、事務員(じむいん)さん、またこの文(ぶん)を手伝(てつだ)ってくれている友達もそうである。このまちはそういう人で溢(あふ)れている。

私は、研究(けんきゅう)のために2年前(ねんまえ)からつくばに住んでいるが、研究よりもっともっと大切(たいせつ)な「こころ」をつくばに教(おし)えられた気(き)がする。

 ありがとう、つくば。あなたのこころをコスタリカの人々に伝(つた)えたい。

留学生交流員 Imme Arce(イメ アルセ)

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